マシンピラティスのスプリングは、「重いほど効果が高い」と思われやすい部分です。
ところが、リフォーマーでは単純に負荷を重くすればよいわけではありません。
エクササイズによって、スプリングは抵抗にもサポートにもなるからです。
そのため、軽い設定のほうが身体をコントロールしにくい場合もあります。
今回は、マシンピラティスのスプリングがどんな役割を持つのか、初心者向けに分かりやすく解説します。

マシンピラティスのスプリングとは?
リフォーマーには、身体を乗せる「キャリッジ」という動く台があります。
そのキャリッジと本体をつなぎ、動きに抵抗やサポートを加えるのがスプリングです。
本数や種類を変えると、エクササイズ中の感覚も変化します。
ただし、ダンベルの重さとまったく同じ感覚で考えるものではありません。
スプリングは「重くするためだけの道具」ではなく、身体と動きに合わせて抵抗やサポートを調整するためのものです。
リフォーマーそのものについて知りたい方は、ピラティスのリフォーマーとは?もご覧ください。
スプリングは重いほど効果が高い?
結論として、重いほど効果が高いとは言えません。
強い抵抗を利用するエクササイズでは、スプリングを増やす場合があります。
反対に、身体を自分で安定させたい場面では、軽い設定を使うこともあります。
つまり、大切なのは「重さ」ではなく、エクササイズの目的です。
| 設定 | 考え方 |
|---|---|
| 比較的強いスプリング | 抵抗が増える場合もあれば、動きを支えやすくなる場合もある |
| 比較的軽いスプリング | 負荷が下がる場合もあれば、自分で安定させる必要が増える場合もある |
「重い=上級者」「軽い=初心者」とは限らないと覚えておくと分かりやすいでしょう。
軽いスプリングのほうが難しく感じるのはなぜ?
ここは、マシンピラティス初心者が驚きやすいポイントです。
スプリングによる支えが少なくなると、キャリッジが動きやすくなる場合があります。
そこで必要になるのが、自分の身体で動きをコントロールすることです。
たとえば、キャリッジの上で身体を支える動きでは、軽い設定でも十分難しく感じることがあります。
負荷の数字だけでは、エクササイズの難しさを判断できない理由の一つです。

重いスプリングが身体を助けることもある
一方、スプリングを強くすると動きやすくなるケースもあります。
これは、スプリングの力が身体やキャリッジを支えてくれるためです。
したがって、「今日は重かったから難しいレッスンだった」とは一概に言えません。
何のためにその設定を使っているのかを見ることが大切です。
フットワークではスプリングが抵抗になる
リフォーマー初心者が行うことの多い動きに、フットワークがあります。
仰向けでフットバーへ足を置き、脚を伸ばしながらキャリッジを動かすエクササイズです。
この場面では、スプリングが脚に対する抵抗として働きます。
とはいえ、重くすればするほど良いわけではありません。
強すぎる設定では、勢いを使ったり身体が力んだりすることがあります。
逆に、軽すぎるとキャリッジを丁寧に止めにくくなる場合もあります。
身体をコントロールできる設定を探すことがポイントです。
脚の使い方が気になる方は、ピラティスで前ももばかり疲れるのはなぜ?も参考にしてください。
マシンピラティスのスプリングは人によって変わる
同じエクササイズでも、全員が同じ設定になるとは限りません。
まず確認するのは、その人がどのように動いているかです。
- 運動経験
- 現在の体力
- 身体の大きさ
- 動きをコントロールできるか
- エクササイズの目的
- その日の身体の状態
こうした要素を見ながら、トレーナーが設定を調整します。
周囲の人より軽くても、効果が低いという意味ではありません。

初心者は軽いスプリングから始める?
初心者だから、必ず一番軽い設定を使うわけではありません。
エクササイズによっては、ある程度スプリングの支えがあったほうが動きを理解しやすくなります。
逆に、抵抗が強すぎれば身体を力ませてしまうかもしれません。
そこで、最初は呼吸を続けながら丁寧に動ける設定を探します。
必要があれば、負荷だけではなく可動域や姿勢も変更します。
初回前に知っておきたいことは、マシンピラティス初心者へ|初回前に知っておきたいことで紹介しています。
上級者ほど重いスプリングを使う?
上級者だから重い設定を使う、という決まりもありません。
高度なエクササイズでも、軽いスプリングを利用することがあります。
その一方で、強い抵抗を活用する動きもあります。
レベルだけではなく、何を練習したいのかによって設定が変わるからです。
スプリングの重さは、ピラティスの上手さを表す点数ではありません。
スプリングの色には意味がある?
リフォーマーでは、スプリングが色分けされている場合があります。
色を分けることで、異なる抵抗を見分けやすくしています。
ただし、色と抵抗の対応はメーカーやモデルによって同じとは限りません。
「赤なら必ず○kg」といった覚え方ではなく、使用しているマシンの仕様を確認しましょう。
リフォーマーの負荷は「○kg」で表せる?
ダンベルなら、「今日は10kgを使った」と分かりやすく表現できます。
一方、リフォーマーは一つの数字だけで体感する負荷を説明しにくい仕組みです。
スプリングの種類に加え、キャリッジがどのように動くかでも感覚が変わります。
したがって、一般的な筋力トレーニングの重量と、そのまま比較する必要はありません。

汗をかくほど重くしたほうがいい?
汗の量だけでは、スプリング設定の良し悪しを判断できません。
気温や湿度、個人差によっても発汗量は変わります。
さらに、マシンピラティスは疲労の大きさだけを競う運動ではありません。
呼吸を保てたか、最後まで動きをコントロールできたかも確認したいポイントです。
汗を増やすためだけに、スプリングを重くする必要はありません。
筋肉痛が強いほど効果的?
筋肉痛が強いことと、適切なスプリング設定だったことは同じではありません。
初めてのエクササイズでは、慣れていない刺激によって筋肉痛が出る場合があります。
反対に、筋肉痛がなくてもレッスンが無意味だったとは言えません。
詳しくは、ピラティスで筋肉痛にならないと効いてない?もご覧ください。
「キツいほど効く」と考えなくていい
運動では、負荷が強いほど効果的だと考えやすいものです。
しかし、ピラティスでは動きをコントロールできることも重視します。
たとえば、強い設定なら勢いで動けても、軽くすると安定しないことがあります。
逆のケースでは、軽すぎることで必要以上に身体が力む場合もあるでしょう。
一番キツい設定ではなく、自分が丁寧に動ける設定を選ぶことが大切です。

マシンピラティスのスプリング設定を確認する5つのポイント
適した設定か迷ったら、次の5つを確認してみましょう。
- 呼吸を止めずに動けるか
- 勢いだけでキャリッジを動かしていないか
- 戻る動きまでコントロールできるか
- 首や肩へ必要以上に力が入っていないか
- 特定の場所だけが極端に疲れていないか
気になる感覚があれば、その場でトレーナーへ伝えて構いません。
その情報をもとに、スプリングや動く範囲を調整できます。
首へ力が入りやすい方は、ピラティスで首が疲れるのはなぜ?も参考にしてください。
スプリングだけで難易度は決まらない
ピラティスの難易度には、さまざまな要素が関係します。
- 身体の向き
- 手足の位置
- 動く範囲
- 動くスピード
- 身体を支える面積
- キャリッジの安定性
- スプリング設定
これらが組み合わさることで、同じマシンでも難しさが変化します。
スプリングだけを見て、「今日は簡単だった」と判断する必要はありません。
自分でスプリングを変えてもいい?
スタジオでレッスンを受ける場合は、まずトレーナーへ相談してください。
設定を変えると、抵抗だけでなくキャリッジの安定性も変化することがあります。
特に身体をマシンへ乗せた状態では、自己判断で急に変更しないほうが安全です。
「少し重く感じる」「軽いのに難しい」といった感覚も、レッスンを調整する材料になります。
周りの人とスプリングを比べなくていい
グループレッスンでは、隣の人の設定が気になることもあるでしょう。
それでも、同じ本数を使うことが目標ではありません。
身体や運動経験が違えば、適した設定も変わります。
さらに、同じ人でもエクササイズごとにスプリングを変更します。
スプリングの重さを競うのではなく、自分の身体をコントロールできることを大切にしましょう。
ELEM PILATES HAKATAではスプリングも個別に調整
ELEM PILATES HAKATAは、博多駅前にあるマンツーマンのマシンピラティススタジオです。
レッスンでは、全員へ同じスプリング設定を当てはめることはありません。
最初に、運動経験や現在の身体、レッスンの目的を確認します。
実際の動きも見ながら、その人に合う負荷へ調整していきます。
必要に応じて、可動域や姿勢、エクササイズそのものを変更することもあります。
「重くすること」を目標にせず、その日の身体で丁寧に動ける設定を選ぶことを大切にしています。
マシンピラティスのスプリング|よくある質問
スプリングは重いほど効果がありますか?
重いほど効果が高いとは限りません。抵抗になる場合もあれば、身体を支える役割になる場合もあります。
軽いスプリングのほうが難しいことはありますか?
あります。スプリングによる支えが減ると、自分でキャリッジや身体を安定させる必要が増える場合があります。
初心者は一番軽い設定を使いますか?
必ずしもそうではありません。動きや目的によっては、ある程度スプリングの支えがあるほうが取り組みやすいこともあります。
スプリングの色はどのマシンでも同じですか?
メーカーやモデルによって仕様が異なる場合があります。色だけで負荷を判断せず、そのマシンの設定を確認しましょう。
自分でスプリングを変えても大丈夫ですか?
レッスン中は、トレーナーへ確認してから変更するのがおすすめです。設定を変えると、動きや安定性も変化します。
まとめ|マシンピラティスのスプリングは重いほど正解ではない
マシンピラティスのスプリングは、単純に負荷を強くするためだけのものではありません。
あるエクササイズでは抵抗になり、別の動きでは身体を支える役割を持ちます。
そのため、軽い設定のほうが難しく感じるケースもあります。
初心者だから軽くする、上級者だから重くするという決まりもありません。
まずは、呼吸を続けながら動きをコントロールできるか確認してみましょう。
「何本ついているか」より、「自分に合った設定で丁寧に動けているか」が大切です。
博多駅前でマンツーマンのマシンピラティスを体験したい方は、ELEM PILATES HAKATAへお気軽にご相談ください。
参考情報
Merrithew「What is a Pilates Reformer?」
Merrithew「Pilates Reformer Buyer’s Guide」
ELEM PILATES HAKATA|店舗情報
ELEM PILATES HAKATAは、博多駅前にあるマンツーマンのマシンピラティススタジオです。
30代・40代女性を中心に、姿勢やボディライン、運動習慣づくりなど、一人ひとりの目的や身体に合わせたレッスンを行っています。
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〒812-0011
福岡市博多区博多駅前2-12-16
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